2024年 07月 31日
MSという素材について |
おひさしぶりです?いや、むしろはじめましてかも。
前回の記事から丸々1年3ヶ月ちょいぶりになります。
そういえば前回の更新も1年4ヶ月でした。
元々は版権キャラクターや同人出版アイテム向けのアクリルグッズ向けとしてがスタートでした。
近年ではアニメキャラ以外にもスポーツやアイドルグッズなどにも枠が広がり、「推し活グッズ」とうジャンルが出来るまでに。
それぞれの「推し」をよりキラキラ輝かせる為に、弊社のフィルム加飾技術がマッチしたという所です。
基材樹脂はアクリルになる訳ですが、印刷業者様の都合によっては苦戦されることもあるとかないとか。
一番多いのはインクジェットプリンターのインクとアクリルの相性が悪いケースです。
インクの密着が悪く印刷がすれるとすぐ剥がれてしまうなどのトラブルも。
コストがかかるけれどやむなくプライマー(密着向上させる為の下処理)をするケースもあるとかないとか。
アクリル板メーカーからもインクとの密着を向上させるグレードも登場しておりますが、数やコストの問題もあるとかないとか。
前回の記事から丸々1年3ヶ月ちょいぶりになります。
そういえば前回の更新も1年4ヶ月でした。
で、再開しますって結果的に嘘ついてましたね。
さて、今回はぶっちゃけ気まぐれなんですが、現在取扱いが増えてきているMSという素材についてちょっと書いてみたくなりました。
何故かと申しますと、偶々このブログのアクセス解析画面をみてて過去にASという素材に書いていた記事が目についたから。
2015年6月26日の記事、「素材の事で調べてみました。(AS樹脂)」
これ、アクリルとスチレンのあいのこみたいな認識でしたが、実は違ってましたって内容。
で、今回の主題であるMS素材になります。
貼りもん屋では近年、主力であるミラーとは別に透明ホログラムや偏光フィルムの一種であるタマムシ柄をアクリル板に加工する案件が非常に多くなってます。
さて、今回はぶっちゃけ気まぐれなんですが、現在取扱いが増えてきているMSという素材についてちょっと書いてみたくなりました。
何故かと申しますと、偶々このブログのアクセス解析画面をみてて過去にASという素材に書いていた記事が目についたから。
2015年6月26日の記事、「素材の事で調べてみました。(AS樹脂)」
これ、アクリルとスチレンのあいのこみたいな認識でしたが、実は違ってましたって内容。
で、今回の主題であるMS素材になります。
貼りもん屋では近年、主力であるミラーとは別に透明ホログラムや偏光フィルムの一種であるタマムシ柄をアクリル板に加工する案件が非常に多くなってます。
元々は版権キャラクターや同人出版アイテム向けのアクリルグッズ向けとしてがスタートでした。
近年ではアニメキャラ以外にもスポーツやアイドルグッズなどにも枠が広がり、「推し活グッズ」とうジャンルが出来るまでに。
それぞれの「推し」をよりキラキラ輝かせる為に、弊社のフィルム加飾技術がマッチしたという所です。
基材樹脂はアクリルになる訳ですが、印刷業者様の都合によっては苦戦されることもあるとかないとか。
一番多いのはインクジェットプリンターのインクとアクリルの相性が悪いケースです。
インクの密着が悪く印刷がすれるとすぐ剥がれてしまうなどのトラブルも。
コストがかかるけれどやむなくプライマー(密着向上させる為の下処理)をするケースもあるとかないとか。
アクリル板メーカーからもインクとの密着を向上させるグレードも登場しておりますが、数やコストの問題もあるとかないとか。
あ、ここまであるとかないとかって書いた事、自分たちが直接体験した訳ではなく業界内の噂・伝聞の類なのでこのような表現に留めております。
少なくとも、製造業仲間でインクジェットを導入されているところではこの密着問題に苦慮されているっていう話は直接聞きました。
こうゆう事もあるのか、最初はお客様経由でこのMS素材というものに触れる機会が出来ました。
同じくグッズ向けのフィルム加飾案件ですが、通常のアクリルではなくアクリルとスチレンの重合素材である「MS素材」にフィルム加工するという案件です。
こうゆう事もあるのか、最初はお客様経由でこのMS素材というものに触れる機会が出来ました。
同じくグッズ向けのフィルム加飾案件ですが、通常のアクリルではなくアクリルとスチレンの重合素材である「MS素材」にフィルム加工するという案件です。
以前調べたASの場合、アクリロニトリルとスチレンの重合体でした。
今回のMS素材はメチルメタクリレートとスチレンの重合体です。
今回のMS素材はメチルメタクリレートとスチレンの重合体です。
はて?????
どう違う????
10年たってもよくわかっておりません。
アクリロニトリルはどちらかというとスチレンの欠点(耐油性)を補う為に開発された素材のようです。
10年たってもよくわかっておりません。
アクリロニトリルはどちらかというとスチレンの欠点(耐油性)を補う為に開発された素材のようです。
メチルメタクリレートこそが一般的に呼称されるアクリル樹脂という理解です。
ではアクリルとスチレンの重合では何が変わるか。
メリット
ではアクリルとスチレンの重合では何が変わるか。
メリット
・印刷適正が向上する。(密着が良好となり、プライマー処理が不要になる。)
・吸湿性が小さくなる為、寸法安定性に優れる。
・熱成型が容易になる。
デメリット
・アクリルと同等の設定でレーザー加工できるが、熱バリが発生し易い。
要はほぼアクリルと同質の使用感でインクジェットの密着が向上するという事。
ただ、レーザー加工の際に熱バリが立ち易いのでパラメーター設定は若干シビアになる印象。
(これは実際に社内で試した感想でもあります。)
そんな特徴のあるMS素材ですが、弊社では2社の素材を取り扱っております。
・株式会社JSP社 「アクリエースUV」
上記ディアライトMS事例記事では、前出したインクジェットプリンターを導入されている製造業仲間からの依頼事例です。
実際、一般グレードのアクリル板では密着の問題を耳にしてましたが、このディアライトMSでは密着はばっちり問題なかったそうです。
フィルム加工とレーザーカットは弊社で担当しました。
この事例では特に弊社の得意とするミラーの事例が光りました。
地域の銭湯にまつわるイベント向けグッズで、銭湯広告ミラーを模したキーホルダーになります。
ミラーフィルムはMS板の裏面に加工(裏張り・バックサイド)しておりますが、MS板の透明度がしっかりと活かされてます。
実際、一般グレードのアクリル板では密着の問題を耳にしてましたが、このディアライトMSでは密着はばっちり問題なかったそうです。
フィルム加工とレーザーカットは弊社で担当しました。
この事例では特に弊社の得意とするミラーの事例が光りました。
地域の銭湯にまつわるイベント向けグッズで、銭湯広告ミラーを模したキーホルダーになります。
ミラーフィルムはMS板の裏面に加工(裏張り・バックサイド)しておりますが、MS板の透明度がしっかりと活かされてます。
ここまでは公式に掲載許可頂いた写真。
ここからは非公式で僕が勝手にとったやつになります。
はいドン!
久々ですが恒例の(鏡越し)地鶏自撮りですw
距離の都合若干ピンボケしてますが、実際はもっと鮮明な映り込みしてます。
印刷・素材の透明度・弊社のミラーフィルム技術とレーザー加工、全ての要素が良く合わさった事例とも言えます。
印刷・素材の透明度・弊社のミラーフィルム技術とレーザー加工、全ての要素が良く合わさった事例とも言えます。
そう、この公式では使えない自撮り写真を使いたかっただけというのはここだけの話です(爆)
という訳で今回はここまで。
by numax0915
| 2024-07-31 14:42
| お仕事(会社)
|
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