アクリル板へのフィルムラミネート加工

こんばんは！
今日は先日納品しましたアクリル板へのミラーフィルム加工の件についてです。
いつぞやは輸入板について書いた事はありますね。
今日は国内メーカー品の加工について。

まず、弊社が加工可能なアクリル板について説明いたします。
弊社では、基本的に3尺巾でのフィルムを基にラミネート加工しております。
ですので3×6板が一番歩留まりが良いので定尺の3×6板を基準としております。

たまに小型導光板メーカー様の射出成型品（インジェクション）に加工を依頼されますが、この手のものは手間暇かければ試作程度は可能ですが量産は困難なのでお断りしております。
金型の割りやゲート等の突起物があるのでフィルムを貼っても跡をひろったりするからです。
もっといけないのがその突起物でラミネーターのロールを痛めてしまうからなんです。
あと素材が3尺巾に対して小さすぎたりするのでロスも大きくなりますので。

アクリル板の定尺板は押し出し板かキャスト板の２種類になります。
平素は押し出し板を推奨いたします。
まずキャストと比べてコストメリットがあります。
加工する側としても、押し出しは厚みムラが少ない材料なんです。
キャスト板は場合によってはムラがあったりして加工する側には難しい材料です。

しかし切削やレーザー加工を行う場合はキャスト板の方が加工性や仕上がりが良いのでキャスト板へのﾌｨﾙﾑ加工も欠かせなくはなってきておりますね。

今回のワークはそんなキャスト板です。
しかもマット調の板でフィルムの背面からみてマットミラーとして使う要望でした。

実際キャスト板に加工するのは割と久しぶりでしたが厚みムラもなくアクリルの状態も良好でそこそこいい仕上がりとなりました。
お分かりになる方が写真みたら一目瞭然なんですが、「イヒ」のＣＭでおなじみのメーカー様の板です。
輸入品だから、国産品だから、と言うわけではありませんがやはり国内の有名メーカーのものは間違いが少ないなと改めて思いました。



本日もお付き合いいただき有難うございました。(｡_｡)ﾍﾟｺｯ
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